せいこーうどく。

ゼロから始めるフリーダムないなか暮らしの記録

f:id:kodai1988:20160822211111p:plain 新潟県十日町市より。フリーダムに生きるための田舎暮らしブログ f:id:kodai1988:20160822211206p:plain

初期仏教に学ぶ人生を味わい尽くすコツ。人生は毎日、今この瞬間にも“終わっている”。

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初期仏教に人生のヒントを得てみよう

お盆だからというわけではないのですが、本日は仏教に関する本を読了しました。

 

初期仏教の説話がわかりやすく説かれており、気付きにあふれた一冊です。

苦しみという宿題、死という卒業試験~初期仏教、20の説法~  

 

その中でも特に心に響いた話を紹介させていただきます。

 

 

 

タイにあるスワンモークという寺院を立てたプッタタート比丘(びく=僧)のエピソードです。 

 

スワンモーク寺院にはローンルアという建物があるのですが、これを建てるのには10年ほどの歳月がかかったそうです。

プッタタート比丘のお弟子さんや、大工さん、村の人たちが一丸となり、少しづつ建設を進めていました。

 

ある日

別の寺で修行をしていた弟子が

プッタタート比丘を

訪ねました。

 

 

そうしてこう質問しました。

 

「ローンルアの工事は終わりましたか」

 

と。

 

そしてプッタタート比丘は

「終わりましたよ」

と言いました。

 

弟子は、びっくりしました。

実際の建物は まだほどんど完成していない

状態だったからです。

 

 

もう一度外に出て

建物を見に行きましたが

やっぱり完成していません。

 

プッタタート比丘の元に戻ると

 

「毎日、工事は終わっているよ。

毎日、仕事は終わっているよ。

毎日毎日、終わっているよ。」

 

そうおっしゃいました。

 

 

 

行動とともに、心も終わらせる

毎日、仕事は終わっている。どういうことでしょうか?

 

プッタタート比丘が伝えたいことは、行動を終わらせるとともに、心も一緒に終わらせることにあるのではないでしょうか。

 

たとえばあなたの奥さんが、あなたのために腕によりをかけておいしいごはんを作ってくれたとします。

なのに、やりかけの仕事が気になってしょうがなかったらどうでしょうか?

仕事のことに気を取られていては、せっかくの料理をおいしく味わうことができませんよね。

 

大事なのは、仕事を終わらせることではなく、仕事とともに心を終わらせること。

今この瞬間を生きるために、終わったものごとを置いておくことの意義をプッタタート比丘は説いています。

 

 

 

今している行動を、ひとつひとつ丁寧に

わたしたちは日々多くの行動を選び、とても多くの決断をしています。意識的にも、無意識にも。

もちろんすべてが100パーセントうまくいく人などいないでしょう。

 

「こうやればもっとうまくできたんじゃないかなぁ…。」

「別の言い方をしていれば傷つけずに済んだんじゃないかなぁ…。」

「プロジェクトの成果が出るまでは不安で眠れないよ…。 」

 

仕事に追われて家庭に仕事を持ち込んだり、家庭のトラブルが仕事中も気になってしょうがなかったり。

目の前のことを楽しむことができず、ストレスを抱えていませんか?

 

そんな人にこそ、この説話は響くと思います。

たとえやりかけであっても、すべての行動はこの瞬間に完結しています。

>終わったことに執着していては今この瞬間を味わいきれません。

 

過去は変えられないし、未来は選べない。

今この瞬間にしている行動を楽しむこと。感じること。

 

人生は毎日終わっています。もっと言えば、今この瞬間にも人生は完結して、また始まっています。

 

集中力がなくなっていく

一つの原因としては

いろんなことを

同時にやってしまうことにあります。

 

ですから

一つ一つを丁寧に行なう方が

いいのです。

 

一歩一歩、歩く。

ひと噛み、ひと噛み、食べる。

少しずつ、少しずつ、やる。

 

そうなると

やっていることそのものに幸せを感じ

心にもまた幸せが生じてきます。

 

 

 

あきらめたらそこが新しいスタートですよ

「あきらめる」って言葉にはネガティブなイメージが付きまといます。

しかし、この言葉の語源は「明らめる」

ものごとをはっきりさせる、迷いを断ち切るという意味合いです。

 

つまり、もともとはポジティブな意味なんですよ。

そこから転じて断念するという意味の「諦める」が定着しました。

 

過去は変えられないもの。未来は存在しないもの。

自分の力が及ばないことを「あきらめる」。

 

それが今を100パーセント味わい尽くすためのスタートラインになると思います。

日々が忙しくて心に潤いがほしい人、まずは手に持った荷物を降ろして「あきらめて」みましょう。きっと、いつものごはんがおいしく感じられますよ。